イギリスもあっという間に秋に突入・・・。夏の終わりを惜しんで、駆け込みで最後のバーベキューをしてみました。
もちろん、お肉も捨てがたいのですが、今回のチョイスは、お魚! 身崩れしにくいモンクフィッシュ(アンコウの仲間)は、串刺しにピッタリで、スパイスをまぶして網で焼いたものに、レモンをぎゅっと絞ってサラダと一緒にいただきます。
魚のバーベキューとワインの『マリアージュ』。実は、色々な組み合わせがあって、なかなか面白いんです。例えば、しっかりとした身のマグロや鮭なら、軽い飲み口の赤ワインと合うのですが、サッパリした白身の魚なら、もっとコクのある白ワインがオススメだったりします。
それでは、スパイスで味付けしたモンクフィッシュには、どんなワインが合うでしょう・・・? まずは、ハッキリとした味付けとバランスを取るべく、ワインには少し重みとしっかりとした飲み心地が欲しいですね。炭火焼によるスモーキーな香りとマッチするには、ちょっぴり樽で熟成されたもの。そして、魚の脂身とレモンとのバランスを取るためには、適度の酸味を持つものを選びたいところです。
ここで、オススメするのが、【ボルドー(Bordeaux)】スタイル白ワインというわけです。
♦︎今日の組み合わせ:【ボルドー(Bordeaux)】スタイルの白ブレンドワイン × フィッシュケバブ
※ボルドーの白ワインについては、こちらでも紹介しています。
VINUMで試したのは、お高いボルドーのものではなく、南アフリカのステレンボッシュ(Stellenbosch)にあるワイナリー・モーゲンスター(Morgenster)による【ソーヴィニヨン・ブラン(Sauvignon Blanc)】と【セミヨン(Semillon)】のブレンド。このワイン、トロピカルフルーツと柑橘系の香りが魚のスパイスと見事に合いました。樽熟成によるワインの旨味と心地よい飲み心地を感じつつ、【ソーヴィニヨン・ブラン】による酸味もしっかりと楽しむことができるのです。この組み合わせ、ぜひ夏が去ってしまう前に試してみてください!