ギリシャ産の黒ブドウ品種のひとつ【クシノマヴロ(Xinomavro)】。
これ、最近気になるギリシャワインに使われているとても興味深い品種なんです。
その味わいは、最上級のものになると有名な【バローロ(Barolo)】と比較されるほど。ジューシーな赤系果実やフローラルの香りに加えて、深い味わいを楽しむことができます。また、【バローロ(Barolo)】と同じように、【クシノマヴロ(Xinomavro)】から造られるワインも、酸味・渋みともに強いのが特徴。少しデキャンタージュしておくのがポイントですが、食事との『マリアージュ』にぴったりなワインと言えます。
♦︎今日の組み合わせ:ギリシャワイン【クシノマヴロ(Xinomavro)】 × ラム肉と野菜のグラタン
【クシノマヴロ(Xinomavro)】は、ギリシャ北部のナウサ地区を主産地とします。このブドウ品種のみを使って造られるワインは、1970年代前半にアペラシオンとして認められ保護されてきました。実はとても秀逸なワインが造られており、探し出す価値アリ! なのです。
VINUMで試したのは、単一畑から収穫したギリシャ固有のブドウ品種にこだわる造り手キリ・ヤーニ(Kir Yianni)のもの。なんとなくギリシャ風の料理をと思って、ラム肉と野菜のトマトベースのグラタンを用意してみました。ワインの酸味がこってりとしたラム肉やアクのあるナスの味わいをバランスよく中和。また、ジューシーなチェリーやベリー系果実の風味が加わることで、どーんと重みのある料理の口当たりも軽くおいしい『マリアージュ』を生み出してくれました。
もしもはじめてギリシャワインを試すのなら、キリ・ヤーニの【カリ・リーザ クシノマヴロ(Kali Riza Xinomavro)】はとてもオススメです!