シャンパン(Champagne)!! この特別感、たまりませんよね。
でも、ちょっと見まわしてみましょう。実は、もっとお手頃なイイヤツ、あるんです。
フランスには、高品質なのにお財布にやさしいスパークリングワインを生産する地方がたくさんあって、どれも、味の幅が広い日本食を含め、かなりいろいろな料理に合わせることができます。ここ数年、人気があがっているのも納得の事実。
イギリスでの売り上げが右肩上がりな【クレマン(Crémant)】は、フランスのシャンパーニュ地方以外でシャンパンと同じ伝統的な製法で造られたスパークリングワインのこと。ロワール、ブルゴーニュ、アルザスやボルドーを含むフランスの7つの地方で生産されています。
ロワール地方なら【シュナン・ブラン(Chenin Blanc)】というように、それぞれその地域で採れるブドウを使うのはもちろんのこと、昔からシャンパンの原料である【ピノ・ノワール(Pinot Noir)】や【シャルドネ(Chardonnay)】を使って作られているものも。
ちょっとだけ詳しいはなしをすると、このスパークリングワインは、瓶内二次発酵を含めシャンパンと同じ製法で作られているため、イタリアのスパークリングワイン【プロセッコ(Prosecco)】よりずっと複雑で、ブリオッシュパンのような豊かな香りも楽しめます。まるでシャンパンのよう!また、独特の酸味もあり、料理にとても合わせやすいんです。
さらに、手の出しやすいお値段とくれば、何もお祝い事まで待たなくたって、いいですよね? 気軽に栓を抜きたいワインです。
VINUMでは、【シュナン・ブラン(Chenin Blanc)】を原料のブドウとするドメーヌ・シャンパル(Domaine Champalou)の【ヴーヴレ・ブリュット(Vouvray Brut)】をなんと強気のキムチチャーハンと合わせてみました。キムチは、その強い味と香りのせいで、大抵のワインの風味をこてんぱに吹き飛ばしてしまいます。ところが。このスパークリングワイン、さわやかさはそのまま残り、キムチチャーハンとの組み合わせも、なかなかうまくこなしてくれました。さすがですね。
日本の居酒屋風に、いろいろな種類の料理を一緒にいただく場合、【クレマン(Crémant)】は試す価値あり! 失敗しない一つの案だと思います。