料理とワインの『マリアージュ』ってよく聞くけれど、
「それって一体なんのこと?」
「なにが正しくて、なにが間違っているの?」
なんて思ったことありませんか。・・・実は、わたしもその一人でした。
『マリアージュ』とは、料理とワインの組み合わせのことで、ワインを楽しむための大切なポイントになります。
ひとことで言うと、バランス。
ワインが強すぎて料理の良さが消えても、その逆でもダメなんです。人間の味覚は、ワインよりも料理からの影響を強く受けがちなもの。『マリアージュ』を失敗すると、ワインの渋みや苦み、アルコール分を強く感じたり、香りを楽しめなくなってしまいます。結果として、ワインをまずく感じるなんて残念なことに。
逆に、良い組み合わせでは、料理とワインがお互いの長所を引き立てあいます。
例えば、肉汁たっぷりのビーフステーキと【カベルネ・ソーヴィニヨン(Cabernet Sauvignon)】の場合。ワインの渋み(タンニン)と酸味が、お肉の脂っこさと濃厚さを中和することで、このワインがもつ強い黒系果実の風味を、十分に楽しめるようになります。
他にも、繊細な味をもつカキなど貝類の場合は、ワインも控えめなものを選びます。
さっぱりとして酸味がある、柑橘系を思わせる風味の白ワイン(【ミュスカデ(Muscadet)】や【シャブリ(Chablis)】 あたり)がオススメ。
シーフード料理を目の前にしたら、ちょっとレモンを絞って食べたくなりませんか?ぴったりなワインを合わせることで、同じような効果を楽しめるんです!
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