料理に合わせやすい万能ワインといえば、【リースリング(Riesling)】。
今回、ワインとマリアージュするのが難しいと言われているベトナム料理と合わせてみて、改めてこのブドウのすごさが分かりました。
♦︎今日の組み合わせ:オーストラリア産【リースリング(Riesling)】 × ベトナム料理
ただし、もちろん例外もあるので、確認しておきましょう・・・! ベトナム料理は、様々な食材と幅広い味付けが使われる料理です。中には、ハノイで有名なBBQ ポークみたいに、味付けもしっかり付いていて、残念ながらアロマティックでスッキリした味わいの白とは合わないものもあるわけです。(ちなみに、そんな場合は、【グルナッシュ(Grenache) 】や【ツヴァイゲルト(Zweigelt)】を試してみてください。)
一般的には、ナンプラーやレモングラス、しょうが、ライム、チリ、パクチー、ミント、それに野菜や新鮮な魚介類をたっぷり使って、、、すごく繊細でやさしい味が多いのが特徴です。
では、やさしい味付けのベトナム料理には、なんでオーストラリアの【リースリング(Riesling)】がいいのでしょう? 一言で言えば、やっぱりフレッシュな味わいの料理には、スッキリしたワインが合うからです。しかも、どんなシーフードにもよく合う、キリッとした酸味のある【リースリング(Riesling)】なら、もう言うことなし。
オーストラリア産の【リースリング(Riesling)】の中でも、エデン・ヴァレー(Eden Valley)またはクレア・ヴァレー(Clare Valley)のものは、特徴的なライムの香りでよく知られています。
ライムと言えば、ベトナム料理。そう、これも、ベトナム料理にぴったり合う理由なんです。
また、暖かい気候によって、オーストラリアで造られる【リースリング(Riesling)】は、飲み心地に重みがあり、しっかりしているだけでなく、典型的なペトロール香(つまりはガソリンのにおい)を含め、様々な香りを楽しむことができます。この芳醇さが、ベトナム料理の香辛料やハーブの香りとうまく合い、唐辛子のスパイシーな味付けにも見事に対応してくれるというわけです。